怒りをコントロールするポイントは「客観性」にあった

理不尽なことやどうしても納得できないこと、理由もなくイライラしてしまうこと・・・生きていれば誰でもこんな気持ちになることがあります。だけど、その度に感情を爆発させる訳にもいかないし・・・我慢していたらストレスでやけ食いしてしまったなんて経験をしたことはありませんか?

今回のテーマは「怒り」それを上手くセルフコントロールするコツをご紹介したいと思います。

怒りをコントロールできず失敗してしまった・・・

元旦那とまだ夫婦だった頃の話です。

元旦那はとにかく俺様な人でした。そして、母親が大好き・・・私はいつもいつも義母に気を遣ってまるで使用人のようでしたが、それでも毎日のように「母さんに向かってそれはない」とお説教されてうんざりしていました。

この理不尽に耐えかねた私は、あるとき怒りが爆発してしまって、彼が大切にしていた釣り竿をのこぎりで裁断・・・ついでも彼が大切にしていた高級ワインでビーフシチューを作ってやるという暴挙に出ました。

それを見た旦那は怒り心頭で私を追い出したのです。私はそのまま弁護士に相談して離婚の話になったんですが、私が釣り竿を壊したこと、ワインでビーフシチューを作ったことで貰える慰謝料が減るという結果に。

もちろん、離婚は出来たし、相手からのパワハラもあったので慰謝料は貰えたんですが・・・「あのとき怒りを別の方法で解決していたら・・・」と思うと後悔してしまいます。

職場での嫌み攻撃にとうとう切れてしまって、上司を怒鳴りつけたことがあった。結局、そのまま退職するしかなくなって・・・しかも次の仕事がなかなか見つからなくて西都に困ることになり、後でものすごく後悔した。

同じやめるにしても、もっと計画的にやればよかった。

created by Rinker
DHC(ディー・エイチ・シー)
¥870 (2024/05/05 02:17:13時点 Amazon調べ-詳細)

などなど、怒りのコントロールが出来なかったことで、後悔する結果になったという人は少なくありません。その怒りの原因がどんなに正しいものだったとしても、怒りのコントロール方法を間違ってしまうと、自分が損をしてしまうのです。ただじゃなくても理不尽なのに、その上、後で後悔するというのはやっぱり避けたい事態です。

怒りのコントロールは”客観性”

怒りのコントロールと一言でいっても、そんなに簡単なものではありません。

怒りという激しい感情を出すほどの”何か”があるのですから、ただ「耐えろ」というのも無理な話しです。では、怒りを上手くコントロールすめためには何が必要なのか・・・それは”客観性”です。

怒っている自分を見ているもう一人の自分に意識を持っていくことで「冷静に」なることができます。

フリーアナウンサーの古舘伊知郎さんは「常に自分の状況を実況している」そうですが、自分を実況することで「客観的になれる」そう。怒りがふつふつを沸いてきたときには「さぁさぁ、怒りがこみ上げてきました」と自分の感情を脳内で言葉に変換してみるのもいいかもしれません。

怒りは大切な感情

怒りという感情は、喜びや楽しいという感情に比べるとどうしてもマイナスのイメージを持ってしまいがちです。ですが、怒りという感情も人にとってはとても大切なもの。これを感じなくなるということは、自分に自信を持てなくなると言うことですし、自分を大切に出来なくなるということでもあります。

理不尽に対して「怒る」ことは、自分を守ることです。つまり、自分を防衛するための感情ですから、あって当然。ただ、それをコントロールできるほうが社会生活を送る上で有利な状況を作り出しやすいということなんです。

だから、怒りのコントロールは「怒りを抑える」のではなくあくまでも「コントロールする」のがポイント。怒ってはいけないのではなく、怒り方を工夫することを意識してみましょう。

シフクのお悩み広場:担当のリン