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好きな人へのプレゼントは効果的?

片思いの相手や気になる人に「プレゼントをしてみようかな」と考えたことがある人はきっと多いはず。

プレゼントをすることで相手とのコミュニケーションをしようとしたり、相手の喜んでいる顔を見ることができるのは確かに嬉しいものです。もちろん、プレゼントは良いことなんですが、恋愛感情を持っている場合「あわよくばあいてから好かれたい」と思うのは当然のことです。

今回は、プレゼントを贈ることは片思いを成就させるのに有効かどうかを解説してみたいと思います。

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プレゼントをしたのに・・・フラれてしまった

社会人になったばかりの頃の話です。

会社にどうしても気になる女性がいて・・・仲良くなりたくてコーヒーをおごったり、誕生日を聞いてプレゼントをしたりしていました。

そのたびに喜んでくれていると思っていたんです。そして、自分としては仲良くなっているつもりでした。だけど、いざ告白してみたら、彼氏がいるというわけではないけど、恋愛対象として見れないと言われてしまいました。

もちろん、プレゼントは自分が勝手にしていただけなので相手を恨むことはないんですけど、自分のやり方が情けなくて仕方なくなりました。

ものをあげたら好きになって貰えるなんて・・・そんなことあるわけないですよね。

というもの。

若い頃にやってしまいがちな失敗かもしれませんね。

実は、心理学ではプレゼントを貰った側より、送った側の方がより相手を好きになりやすいと言われているんです。

「認知的不協和理論」

というのですが、これは

人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

自分の認知・・・恋愛の場合は「相手のことが好き」という好意ですね。これに反して実はその相手が「とんでもなく嫌なやつだ」という矛盾を抱えた場合不快だというのです。

つまり、これをプレゼントに当てはめてみるとプレゼントという自分の手間やお金、時間などをかけた相手を「嫌なやつだ」と思う事、これに対して人は心理的なストレスを感じるため、回避しようとするということです。つまり、自分が何かしてあげた相手が「嫌なやつなわけない」という心理ですね。

これは、プレゼントを貰った側ではなく、送った側の心理。つまり、プレゼントをあげるとますます相手をことを好意的に捉えようとする心理が働くということになります。

「えー、あげた方がより好きになるなんて」と思ってしまいますが、人の心とはそういうものなのです。もちろん、自分がプレゼントをした相手が「嫌なやつなわけない」という認識を上回るほど、相手の悪いところが見えた場合は好意的に取ろうとするのではなく、相手から騙されたと思ったり、相手を憎んだりするようになることもあるでしょう。

相手から「何かをしてもらうこと」が片思いのポイント?

「ってことは、片思い相手から何か貰ったら良いの?」と言うことになるわけですが、それは難しいですよね。

「○○かってよー」とか言ったらただの厚かましい人になってしまうことでしょう。ですが、この心理を利用するなら、何かを買って貰うとかごちそうして貰わなくてもいいんです。

「自分が何をしてあげた相手をいい人だと思いたい」わけですから、ちょっとした相談をしたり、何かを教えて貰ったりするだけでもこの心理は働くんです。

つまり、相手から世話を焼いて貰うことがポイントです。

時々、甘え上手で誰からも好かれている人いますよね。あれもこういう人の心理が働いているのかもしれません。片思いを相手がいるという人は「相手に何かをして貰う」「何か頼んでみる」のがオススメ。その後で、お礼としてプレゼントをするほうが流れとしてもスムーズです。

シフクのお悩み広場:担当のリン