デートや食事など、日常生活の中には様々な「選択」があります。
また、時に人生を左右するような選択を迫られることもあるでしょう。
人生を左右するような選択や高額のお買い物などの場合に、時間をかけて考えることはあります。
ですが、そうではない…食事や飲み物を決める、今日どこに行くか決める…そんな些細な選択にものすごく時間をかける人とお付き合いしたらどうでしょう。
今日は「なかなか決められない彼女」の体験談です。
大学生の頃の話です。
当時、同じ大学の女の子とつきあっていました。見た目も可愛いし、音楽の趣味も合うし…楽しいハズ。だったんです。
大学で顔を合わせる機会が多く、デートする前に僕から告白…って流れでした。そして、最初のデートのランチに最初の事件が起こったんです。
ランチに選んだのはちょっとおしゃれなカフェ風のレストランでした。
そこでメニューを開き、何を食べるか決める訳です。僕はすぐにランチセットAを選んだんですが、彼女はランチセットのAとB、そしてパスタランチの詳細を凝視。そのあとは通常メニューを凝視。ここまでで多分、７～８分はかかったと思います。そこからどれにするかを吟味し、デザートとドリンクをきめるのにそれぞれ１０分。
ランチを決めるまでにトータル３０分近くかけたんです。
この時にもびっくりしたんですが、メニューが多いレストランだったし慣れてないからこういうこともあるだろうと思っていました。
ところが、夕食の居酒屋でもお酒をどれにするかど１５分。料理で１５分。
帰りによったコンビニでどのアイスを買うかでも１５分。そのあとお菓子とドリンクでそれぞれ１５分。
彼女は決められない女だったんです。
いつだったか、食券を先に買うタイプのラーメン屋でも食券器の前で悩みだしたので、後から来た方に譲ったら…。一度決めたメニューをやめて、また１から選び出す。
ハンバーガー店でも、カウンターで１５分以上かけてバーガー、セットをポテトにするかサラダにするか、ドリンクをどれにするかを吟味。後ろには長蛇の列。
１日デートをしようものなら、彼女が決められずに迷っている時間だけでトータル1時間以上ということもありました。
食事だけではなく、ボールペン１本買うにしても、いちいち全部のペンで試し書きをしないと買わない。洋服もどれを試着するかで迷い、そして、試着したら買うかで迷う。
とてもつきあい切れないと思い、一ヶ月で別れました。
何かを決めなければいけないという局面、誰でも多少は迷うもの。
「カルボナーラを食べるか、それともペペロンチーノにするか…」
のような迷いはまぁ普通。
ですが、毎回毎回、短くても１５分。そんな迷い方をされたら一緒に食事に行くのが嫌になってしまいそうです。
早くしてよ！というのも不粋な気がしますが、あまりにも非道いと回りにも迷惑をかけることになってしまいます。
このタイプの人と円滑に食事をするポイントとして「同じでいいよね？」といって注文してしまうとか「今日はあのお店にピザ食べようよ！」など、先に決めてしまうという手があります。
友達や職場の人には使えない手ですが、恋人同士ならある程度は通用するはず。
それでも「メニュー見たい！」と言われたら「決めるのに時間がかかるから」と理由を言ってしまうのもありです。
決められない人のなかには、自分が選んでいる時間が他人に迷惑をかけていることに気づいていない人もいます。指摘してあげるのも優しさかもしれません。