「子供なんだから当たり前でしょ!」病院に現れたモンスターペアレント

子供が小さいうちは、よく病院のお世話になっていた・・・。
という方は少なくないはず。
病気ではなくても、健康診断や予防接種もありますし、子供が小さいときには病院のお世話になることがおおいものです。
病院のスタッフや看護師さんは、子供に治療を受けさせるプロでもありますが、今回はその看護師さんの体験談です。
暴れ子の親から逆ギレされた
小児科の看護師です。
あるとき、発熱で来院された2歳の男の子がいました。
ママさんは「昨日から熱が下がらない」と心配な様子・・・。先生の判断で、血液検査をすることになりました。
血液検査ですから、針を刺して採血することになります。お子さんは針を見ただけで泣いてしまう子も多いので私もそのあたりの対応にはなれているつもりでした。
が、この子・・・。診察室に入ってきたときから、走る暴れるで大変。そして、採血の時にも私を蹴るわたたくは暴れるわで、かなり苦労しました。
採血が終わった後、ママさんから「大丈夫でした?」と聞かれたので(ママさんはお手洗いに行っていた)
「ちょっと、暴れていました。蹴られちゃって・・・」と笑いながら話すと、急にキレて
「こっちは2歳の男の子なのよ!暴れるのは当たり前でしょ。蹴られたからってそれを親にいうってどんな神経してるの?」と怒鳴られて・・・。そして、怒鳴りながらそのママさんが泣き出したから大変。まるで私が泣かしたみたいな空気になって、何故か謝るはめに。
そして
「うちの子が暴れたのは、あんたの採決の腕が下手だからだ」と言われました。
いやいやいや、そこまで言う?と。
私も子育てをしていますが、うちの子はこんなに暴れないし。ほかのお子さんもここまで殴る蹴るをする子は正直いませんでした。なんとか、面白おかしいことをいいながら採決したのに、まさか怒鳴られるとは。
同僚と先生が
「大変だったね。」
とねぎらってくれましたが「蹴られた」
と言っただけで怒る親御さんには私もびっくりしました。私だったら・・・「ご迷惑をおかけしました」と謝罪するところなんですけどね・・。
ちなみにそのママさん、別の日に来院されたときに、待合室でお子さんを走らせて転倒。
「病院の床が滑りやすいんだ!小児科なんだから、子供が走っても大丈夫なようにしておいてよ」と受付で激怒していました。病院の待合室では、走らず騒がすにお願いしますと張り紙もしてあるんですけどね・・・。
モンスターペアレントと言うと、どうしても学校に現れるイメージがありますが、病院にもモンスターペアレントがいるんてす。
自己中ではなく我が子中心的になる親
親は自分の子供がかわいいもの。それは当たり前のことです。
ですが、自己中ではなく時に「我が子中心」になってしまって他社への配慮がなくなってしまっている親もいます。
自己中ではなく我が子中心。迷惑をかけても「子供はそんなもの」「子供なんだから当然」という親ですね。
そして、誰かから文句を言われると「子育てをしているのに」「優しくない」と言い始めるパターン・・・あるあるです。もちろん、ほとんどの親御さんはしっかりと子育てしているわけですが、どうしてもごく一歩の非常識な親が目立ってしまうもの。ネットで「子連れ様」とか「ワーママ様」と呼ばれる人たちがこれにあたります。
体験談にあった病院へのクレームママさんもこの類い。自分の子供かをすべての中心になってしまって、常識がわからなくなっているのです。このタイプのひとにつける薬がないのがつらいところです。
自分は「正しいことをしている」「子供は国の宝で、その宝を育てている」という意識でかかってくる人とはできるだけ距離をとるしかありません。
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