娘がプレゼントしたチョコレートを突き返しに来た母親

バレンタインデーといえば、好きな人にチョコレートをあげる日ですが、今では、友達同士やお世話になった人への日頃のお礼としてバレンタインデーにチョコレートを渡す習慣が根付きつつあります。
バレンタインデーに、甘酸っぱい思い出があるという人も多いのではないでしょうか。
そんなバレンタインデーですが、トラブルのきっかけになる事もあるようです。
バレンタインチョコを返しに来た母親
娘がまだ小学校低学年だった頃のことです。
当時、塾で同じクラスだった好きな男の子のことが好きだった娘は「バレンタインデーにチョコレートを渡したい」と言い始めました。そして「手作りがいい」と。
そこで、私は子供でも失敗しにくいチョコレートクッキーを娘と一緒に作ることに。
材料を買って、2人でバレンタインデーの前日に手作り。
ラッピングもして塾に持たせました。
まぁ、子供の手作りですから売り物ようには綺麗ではないけど・・・味はなかなかのモノでした。
そして、娘が塾から帰宅し
「貰ってくれたよ!よかった~」とニコニコ。
普通ならこれで終わるところですが、私達が帰宅して10分もしないタイミングでインターホンが鳴って・・・
出てみたら娘がチョコレートを渡した子とその母親でした。
「こんばんは、これお返しに来ました」
私「え、あの・・・なにか問題でも?」
「今時、手作りなんて気持ち悪い」
「素人が汚い手でベタベタ触ってモノなんて、食べさせられるわけないでしょ」
私「いやあの、私も一緒に作っていますし、そんな期汚いなんて」
「とにかくお返ししますからっ」
投げつけるようにクッキーの袋を私に押しつけて返ってしまいました。
男の子の方は申し訳なさそうな顔をしていましたが・・・そして、この玄関先のやりとりをリビングから聞いていた娘は、目に涙をいっぱいにためて返されたチョコレートクッキーをやけ食いw
普段なら夕食後にチョコレートクッキーはだめと言うところですが、私も一緒になって「頑張ったのにね!汚くなんかないんだよ。ママも食べるからね。美味しいね」と一緒にチョコレートクッキーを食べました。
確かに、素人が作ったモノですし気持ち悪いと感じる人もいるのでしょう。そのあたりは配慮が足りなかったのかもしれませんし、手作りではなく市販のチョコレートを持たせるのがマナーなのかもしれません。
だけど、わざわざチョコレートクッキーを突き返すために自宅に押しかけて、怒鳴り散らすことはないと思うんですよね。その後、帰宅した主人や私の姉、他のママ友にも話をしたのですが
「別にチョコレートクッキーくらいいいじゃない。焼き菓子だし」
という意見でした。
新型コロナウイルスが流行している今ならまだ解りますが、この話はもう3年以上も前の話です。未だにバレンタインデーが来る度に「私がおかしかったのだろうか・・・」と自問自答してしまいます。
食べ物をプレゼントする難しさ
バレンタインデーにチョコレートをあげるドキドキ・・・。
甘酸っぱい気持ちになりますが、食べ物をプレゼント難しさは確かにあります。市販のチョコレートを買ってきてプレゼントするだけなら、特に気にすることはありませんが、手作りともなると衛生管理も気になりますし、見栄えも気になるところ。
「ちょっとくらい不格好でも気持ちが大切」という人もいれば、「手作りなんて気持ち悪い」と嫌悪感を持つ人もいます。そういう感覚は人それぞれですが、さすがに自宅にまで押しかけて突き返すのは、マナー違反だと言わざるを得ません。娘さんや相手の男の子の気持ちを考えるとなんともやるせない気持ちになってしまいます。
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